今日、京都は、台風一過と言うべき爽やかな一日だった。家で仕事をするのがもったいなかったが、仕方ない。午後、気晴らしのために外出したところ、アホかと爆発寸前になった。
天気予報とは外れるものだと思っている。とはいえ、京都というか関西北部の台風予報は、許容できる以上に大外れだったと思う。いつものようにテレビが騒いでいたにもかかわらず、少なくとも京都では、大雨でもなく、風も強くもなく、台風が通過した夜に目覚めもせず、爽やかな朝を迎えた。
家内の友達が、「来る来る詐欺や」と騒いでいるとか。天気予報やテレビニュースへの批判はであれば、「そのとおり」と納得できる。
台風は奈良県の南部から名古屋方面に抜けたようだ。また、今回の台風の目は大きく、締りがなかったようだ。しかも京都の場合、台風が通過したのは、進行方向に向かって左側だった。このため、(単に微風は言い過ぎだが)ほとんど微風と表現していいくらいの風しか吹かなかった。
前も書いたように、天気予報のあり方とは、感情的にならず、自己擁護的(責任回避的)にならず、客観情報をできるかぎり正確に伝えるべきである。上陸する可能性がきわめて高いのに、「かなり接近する」とか「上陸の恐れがある」とか、どうとでも受け取れる表現が最近目立つ。責任感がないか、もしくは脳みそが不足している証拠である。
台風の進路の右側か左側か、その可能性を示すのも大切なことである。今回の例では、京都も大阪も、台風の左側が通過する可能性は100%近かった。そうだとすれば、風は弱いはずである。電車を止める必要性は高くなく、様子を見て臨機応変に運行するのが正しかったのではないか。
それはともあれ、爽やかな午後、少し用事を片付けるために市内を歩いた。と、理由は不明なものの、市内に車の列ができていた。台風から一転して爽やかな快晴になったものだから、僕と一緒で、用事を片付けるための外出が多かったのか。
そんな車の列の中に、えらくタイミング悪く動く車があった。メンタ(女)のドライバーがスマホを見ながら車の発進と停止を繰り返していた。仕方ないので、追い抜いたときに思わず(というか、半分故意にかな)、フロントガラスに向かって手を差し出してしまった。「横を歩いている歩行者に注意せえや」ということである。
気になったので、その後も車の中を注意して見ていると、もう1台、やはりスマホを見ながら運転しているのがいた。やはりメンタだった。
京大近くの交差点で、おっさんとおばはんが、警察の手下だろうか、自転車の乗り方にぎゃあぎゃあと注意をしている。やりすぎである。そんなことよりも、スマホを見ながらの運転をびしばし取り締まってほしいものだ。
そう言えば今日、50センチというぶつかる寸前まで近づいたのに、スマホから目を離さない姉ちゃんがいた。日本人か外人観光客かわからなかった。それはともかく、男性よりも女性の方が図太いようだ。女性の方が、個人格差(臆病なのと図太いのとの差異)が大きいのかもしれない。
感情的な男女差別ではなく、また今日の事例だけではなく、客観的な経験からそう感じている。困ったことである。
2018/10/01