川北英隆のブログ

京都大学で11月祭が始まる

今日、たまたま大学の研究室に行ったところ、学内は11月祭の初日だった。教養のキャンパスに入らなかったので不正確だが、例年よりも活気に乏しかったような。通りにタテ看がなくなったせいだろうか。
この11月祭、最近は(かつては知らない)統一テーマがある。今年のテーマは「(NFテーマは当局により撤去されました)」とのこと。NFとはNovember Festival、つまり11月祭のことである。タテ看の撤去と引っ掛けてあり、なかなか素晴らしいなと思った。
前にも(2011/11/23)書いたが、学生の頃、クラブ(山歩会)は山の装備を揃えるため、11月祭に模擬店を出していた。僕が2回生の時、同級生が下宿でカクテルを作っていたので、「それで店を出そう」と誰かが発案し、始めた。山にちなんで店名を「ジャンダルム」とした。ジャンダルムとは穂高の前衛峰であり、国内では著名な岩峰である。
店は教養の教室を占拠して始めた。当時、占拠した者勝ちだった。僕はほとんど参加しなかった。株式投資で稼いだほうが手っ取り早いと思っていたわけでなく、授業がないので郡山の家に帰っていた。とはいえ、打ち上げの日(11月祭の最後の日)にはほとんど参加していたと思う。というのも、その日はクラブのメンバー貸し切り状態になり、飲み放題に近かったので(浅ましい?)。本音は、1回くらい顔を出さないとという義務感だった。
そんな11月祭を横目で見つつ、帰りは大文字山を越えた。山の紅葉は終わりに近かった。遠目には色彩豊かだが、近寄るとあまり美しくないのが今年の紅葉だと思う。台風で傷んだ影響が大きいようだ。
とはいえ、落ち葉を踏みしめて山を歩くのは楽しい。北風が吹き始め、関西は今冬最初の木枯らしだったような。いよいよ冬である。

2018/11/22


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