川北英隆のブログ

宇治平等院を半世紀ぶりに訪問

宇治の平等院、修復されたこともあり、訪れた。直前に訪れたのは小学校3年生前後の遠足だったと思うから、ちゃんと計算すれば、もはや60年近く昔である。
かつての平等院は柱がむき出しになり、茶色か灰色だったと思う。それが落ち着いた朱色に塗り替えられていた。時間がなかったので建物の中に入らなかった。このため本尊の阿弥陀如来坐像を見ることができなかったが、その本尊の周りを埋める「雲に乗った菩薩像」52躯を宝物殿で見た。小学生の頃は真面目に見なかったのか、高い位置にあったのでよく分からなかったのか、あったことは思い出したが、記憶が鮮明ではない。いずれにせよ今回は間近に見ることができ、素晴らしかった。
平等院の建物そのものについて、子供の頃と比べて「小さい」と感じた。よくある感覚の差である。アリが角砂糖を大きいと思うのに似ているとでも表現しておこうか。
平等院の池の前で記念撮影をした。小学生の時と同じである。一緒だった1人が朱印をもらっていた。子供の時ならさしずめキャンディーか。年令とともに願うこと、やることが違うのも、世の常である。
写真は、その平等院の正面である。夕暮れが迫っていた。
20181102平等院.JPG

2018/11/02


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