川北英隆のブログ

小豆島にフェリーで行く

小豆島を旅行した。関西から行くにはどうすればいいのか。島の旅は慣れない。調べるのに時間がかかった。中学1年の臨海学校で、日生(ひなせ)から船に乗った経験がある。とはいえ、一昨年、烏泊山を登りに日生に寄ったが、それが遠かった。
ネットで調べたところ、姫路からフェリーがある。その他、先の日生はもちろん、神戸、岡山、高松からも出ている。ぱっと見た感じ、姫路港からは便が多く、乗船時間も比較的短かった。
姫路からのフェリーは小豆島の北東、福田港に着く。主要な観光地は島の南部にあるから、バスで移動しなければならない。これが少し不便ながら、仕方ないだろう。理想は、岡山か高松に旅行し、その足で小豆島に渡ることだと思う。残念ながら、今回はそんな暇がなかった。
姫路駅から港までバスが便利である。姫路からフェリーで福田まで100分かかる。途中、家島諸島の北側を通る。花崗岩の切り出しの話は聞いていたが、青い海の上の島が白い土煙を上げて削り取られていく様子は、新幹線で見慣れた伊吹山をはるかに凌ぎ、かつて東京に住んでいたときに見た武甲山さえ上回っていた。
花崗岩の切り出しは小豆島でも行われていて、大阪城築城のために切り出された石の名残があるとか。観光地となっている。
福田港に着き、フェリー乗り場横の食堂でアナゴ丼を食べた。900円、もう少し量が欲しいと思ったものの、味は良かった。この丼のおかげで2時間置きくらいのバスを1本逃してしまった。
バスを待っていると、小豆島名物のオリーブの木に、青や黒の実がたわわになっているのを見つけた。熟した黒い実を1つ試食させてもらおうと一噛みすると、その苦いこと。後で爽やかなオイルが口の中に広がったが。
写真は家島諸島、西島での花崗岩の切り出しの様子である。船内から撮ったので、窓ガラスの色が付いている。
20181103家島・西島.JPG

2018/11/03


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