川北英隆のブログ

インド東部の国境地帯を旅する

ンド州、州都の名前でいえばインパールとコヒマである。ついでに乗り継ぎ便の関係からデリーの市内観光をした。
本当はデリーに寄らず、コルカタ(カルカッタ)からインパールかコヒマに入ればよかったのだろう。というのもコルカタとデリーの間の移動は、飛行機で片道約3時間かかってしまい、ロスである。
インパールとコヒマを旅行した理由は、父親が第二次世界大戦中、インパール作戦に動員され、コヒマに攻め込んだからである。生き残って日本に帰り、同じ目に遭った戦友と飲み会をするたびにコヒマが登場した。どんなところで戦争をしたのか見ておきたかった。
父親は、35年ほど前だったかと思うが、入域が制限されていたインパールとコヒマに入る特別許可を取り、戦没者の慰霊に行った。さすがに僕は(有給休暇の消費率が高かったとはいえ、というか取得率が高かったからかもしれないが)、10日間ほどの休暇の取得と、同行はかなわなかった。
当時、本当は行きたかった。そのせいもあり、頭の片隅にインパールとコヒマが残っていた。と、最近、入域が簡単になったらしく、ツアーが出ていることに気づいた。そのツアーの1つに参加し、今回ようやく長年の宿題を果たした。
インドであってインドでない地域である。今でも独立運動の気運が残っているとか。ミャンマーとの国境を自由に行き来する地元民もいるという。そんなインパールとコヒマで何を見聞きし、感じたのか。

2018/12/09


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