ナガ族の村をいくつか訪ねた。動物が飼われているのだが、種類が多く、また飼われている雰囲気が異なる。ニワトリ、ブタ、ウシ、ヤギ、ウサギ、ハツカネズミを見た。当然、日本でのペットであるネコとイヌもいるのだが。
ニワトリ、ブタ、ウシ、ヤギ、ウサギ、ハツカネズミまでは食用として飼われている。この点、ネコとイヌは違うのだろうか。最近泊まったバヌアツやパプアニューギニアの村との比較で、その数が多くない。しかも、ネコもイヌも、子供の比率が多いように感じた。つまり、成猫や成犬をあまり見かけなかった。
ネコはともかく、イヌは大きくなると食われてしまうのだろうか。バヌアツで泊まったとき、昨日まで見かけた雄鶏が急にいなくなった。我々の腹に入ったからではないか、そう書いた。ナガ族の村に泊まれば、同じように、大人のイヌが突如いなくなるのかもしれない。
この点を質問したかったのだが、さすがに遠慮してしまったので、真相はわからない。
写真はMaram Khullenで見た大人の犬である。機織りをしている女性と一緒に暮らしているらしい。ナガ族の村の世帯は大きい。子供がたくさん遊んでいた。1世帯当たり10人はざらだと聞いた。だから、日本の村とは違い、この女性と犬だけが暮らしているわけではない。
では、大人の男たちは昼間、どこで働いているのだろうか。ナガ族の村の多くは日本的な農業をしない。どのようにして生計を立てているのか、また犬や猫の運命がどうなるのか、多くが不明瞭なままに終わった。
2018/12/29