川北英隆のブログ

須磨アルプスを歩く-1

正月はどうしても食べ過ぎる。最近は飲み過ぎないものの、普段よりは飲む量が増えるのは仕方ないか。だから体が鈍る。そこで今年は軽く須磨アルプスを歩き、ついでに少し足を伸ばして雄岡山(おっこやま)と雌岡山(めっこやま)に登ることにした。
全体として、道標がほぼ完備している。とくに須磨アルプスは完璧に近い。
須磨アルプスは六甲全山縦走路の一部である。以前、それを1日で歩こうかと思ったこともあったが、余裕を持つために早朝から歩き始めるには、前泊しないといけないようだった。京都から、出発地点である須磨浦公園までは少し遠い。
ついでに書くと、この六甲全山縦走は大学のクラブのメンバーが試みていたようだ。2回生のときだったか、部会でその話が出たのを思い出す。「そんなコースがあるのや」と思った。神戸から遠い奈良県人としては、思いもつかないコースだった。
須磨浦公園の駅で下車した。ここまでも慣れない電車で大変だった。そもそも神戸の鉄道は複雑に乗り入れている。横長の都市だから仕方ないのか。運営している鉄道の会社名(当然、路線名)がころころ変わるから、慣れない者は間違いそうだ。実際、一箇所、ぼやっとしてもいなかったのだが、はっと乗換駅だと気づき、電車を飛び降りた。「はじめてのことに即座に反応できないって、ひょっとして老人の域かな」と思ったりする。
全山縦走のスタート駅でもある須磨浦公園の駅から斜め西に車道を上がり、公園の中を抜け、鉢伏山(240メートル)に登る。公園の中に登山道(近道との表示)がある。いきなりの登りなのでなかなかきつい。頂上はロープウェイ駅の先にある。付近は平らに近い。
釜伏山の頂上から、林の中の道になる。登り返すと茶屋があり、その横に三角点(252.6メートル)がある。旗振山である。淡路島方面と神戸市内の展望がいいものの、残念なことに地形図に名前がない。
少し下り、右手に一の谷への分岐を分けつつ急登すると鉄拐山(234メート)である。やはり神戸市内の展望がいい(写真)。
そのピークから急な下りを過ぎると、ウバメガシの純林が目立ってくる。海に近いことを再認識した。
やがて公園状の尾根道になる。建物(喫茶店風、「おらが茶屋」)があり、ここから階段を下る。下り切ると高倉台という団地である。
縦走路は団地内に入るが、ほぼ直線、明確である。団地を突き抜け、大きな車道を高架で渡り、階段を上がる。車道のすぐ上の遊歩道に突き当たるので、それを左に折れ、150メートル程度進むと、栂尾山への登りになる。石段になっている。
20190106鉄拐山.JPG

2019/01/06


トップへ戻る