川北英隆のブログ

カイロの歩き方

「カイロを歩くなんて・・」というところかもしれない。カイロ空港に到着し、現地ガイドに市内のホテルに案内される瞬間から、町中の車の量というか、混乱に驚く。でも、町を歩く価値も大きい。
変わった国である。そう思ったのは空港からだった。入国審査の前に現地ガイドが出迎えてくれる。普通は税関を出た後である。出国もチェックインの所まで入ってくれた。普通は空港に入るための荷物検査の前までである。
カイロ市内の(他のエジプトの市内も)車は大混乱に近く、車線を無視して走っている。インドのデリーも顔負けなくらいだった。調べてみると、カイロ地域(都市圏)には1900万人近くが集まり、この数はデリーの1600万人を超えていた。デリーの数値は少し古いが。
しかもエジプトには信号機が少ない。ガイドに言わせると、信号があっても無視する車が多いので、警官が立つそうだ。
そんな中、どうやって市内観光をするのか。ツアーに組み入れられた観光はともかく、自由時間が問題となる。まさかホテルのラウンジでビールを飲み続けるわけにもいかないし。
今回、宿泊したヒルトンは中心部にあり、地下鉄の駅まで比較的近かった。だから、自由時間は地下鉄の利用と歩きで対応した。
タクシーは多いのだが、交渉が必要になる。これが大変そうである。ガイドはウーバーのタクシーもあると教えてくれたが、Wi-Fi環境が必要となる。カイロの市民は乗合バスを愛用するらしいが、これは外国からの観光客には無理である。
カイロの地下鉄は、前に書いたように、行き先と路線の最終駅さえしっかり把握しておけば簡単である。
問題は歩きなのだが、地図はグーグルマップをダウンロードし、オフラインで使えるようにしておいた。スマホを機内モードで使えば、GPSで位置情報が得られる。
最大の難関は道路を歩く方法である。
車中心の社会ながら、幹線道路にはさすがに歩道も設置されている。
問題は幹線道路の横断なのだが、これは、最初は地元民を真似ることから始まる。そのうち、車列の合間を縫って、車を睨みつけながら渡るコツがわかる。相手も轢き殺そうと思って走っているわけではないので、何とかなる。
むしろ、スマホを見ながらなんてヤツが撲滅される。日本もカイロ的社会になれば、かえって良い事が多くなるのではと思ってしまった。
写真はホテルから見たカイロの夜景である。ナイルを渡る橋の上で車が渋滞している。高い塔はカイロタワーである。
20190209カイロの夜景.jpg

2019/02/09


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