川北英隆のブログ

ナイルでクルーズ船に乗る

今回のツアーのコースといえば、カイロ市内から始まり、ギザのピラミッド、ギザから鉄道を使ってアスワンを経由、アブシンベル宮殿へ、アスワンに戻りダムとイシス宮殿、クルーズ船でコムオンボ、エドフ、ルクソールを訪ね、ルクソールから飛行機でカイロに戻った。
ギザからアスワンの列車については前回に書いた。その他の観光には、最大10人近く乗れるバンがほとんどだった。
アスワンからルクソールまで、クルーズ船で3泊した。正確に書いておくと、アスワンでは昼過ぎにクルーズ船にチェックインし、昼食以降を船中心に過ごした。最終日のルクソールでは朝食後にチェックアウトし、夕方まで王家の谷や神殿を見学した。船でほぼまる3日を過ごしたことになる。
乗った船はConcertoと名付けられていた。4階建て、2階が出入り口、1階が食堂、客室は2階から4階、屋上がデッキになっていて、プールもある。バーや土産物店もある。
ナイルにはクルーズ船がたくさん浮かんでいる。同じ場所に3艘程度の船が横付けする。出航の近い船は一番外側に停泊する。このため、他の船の出入り口を使い、自分の船に行くことも多い。
部屋は広々としていた(写真)。しかし、部屋からの展望を期待してはいけない。停泊中は隣に船が横付けすることも多いので、その時はカーテンの出番になる。展望を楽しむにはデッキが主になる。
そうそう、Wi-Fiは有料だった。1日1000円する。2回買ったが、2回目は途中で使えなくなったので、無料にしてくれた。使えなくなったのは急ぎのメール(旅行中、それって何やというところだが)をほとんど処理した後だった。儲かった。
料理はビュッフェ方式である。2日目に出たヌビア風の夕食を除き、西洋風のものはカイロのホテル同様(それよりはましだったものの)、塩味が強かった。複数箇所で塩味に閉口したため、エジプトの味覚は変だなと思った次第である。
2日目の夜にはGalabyaパーティーなるものがあった。要は現地エジプトの服装をするパーティーであり、参加者は1組のツアー客だけだった。3日目の夜にはベリーダンスとタンヌーラ(トルコ風の回転ダンス)が催された。ベリーダンスは超太いオバちゃんが踊ったので失笑ものだったが、タンヌーラは僕を含めて多くの観光客が初めてだったようで、盛り上がった。
まとめれば、クルーズ船の旅はまあまあ。期待したほどではなかったものの、堅苦しくもなかった。ホテルに泊まる代わりと思えば十分である。
料理だけは何とかしてほしかったが。山の旅行で食べる料理よりも下手くそな料理って、エジプトはどうなってるのや。
20190212クルーズ船.JPG

2019/02/17


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