行方不明の知人を発見する
というほど大袈裟ではないものの、「そういえば」と行方不明者のことを思い出し、その名前を検索した。簡単に発見できた。もう少し探すと顔写真もあった。10年以上前に姿を消したIS君である。
いつも顔を合わせているわけでもなし、しかも元の会社での部下だったこともあり、僕が会社を離れた後は会う機会が少なくなっていた。
経緯は忘れてしまったが、10年ほど前のある日、IS君が会社を辞めたと聞いた。当時、年に1度程度飲み会をやっていた。また一度と思っていたこともあり、「えっ、どうしたのや」と思い行方を少し捜した。と、医者になるとかで勉強しているとの噂が聞こえてきた。また、IS君の知人がメールアドレスを知っていることも聞きつけ、ようやくのことで「飲み会はどう」と聞いてみた。
返事は、「山口さんちのツトムくん」と同じで、「あとで」とのことだった。医者になったら会うとのことかなと勝手に理解した。それが、残しておいたメールによると、2009年10月だった。
それから約10年、ふと思い出し、電車の中だったので暇もあり、ネット検索してみた。見つかった。北海道で勤務医をしていた。
北海道に住んでいるのでは、気楽に「飲みに」とはいかない。また、連絡するにしても、10年前のメールアドレスを今も使っている可能性は、彼の性格からしてゼロに近いとも思う。
いつになるかは不明ながら、北海道の山に登る時にでも連絡してみようかなと思う。勤務医は忙しいだろうから、簡単に飲みに出られるかどうか。忙しいのなら、その時はその時だろう。
いずれにしても元気だと判明しただけでも目出度しである。
2019/02/24
