川北英隆のブログ

ポイントへの懐疑

性格的に流行が好きでなく、面倒なことが嫌いで、疑い深い。この結果、1つの事例として、ポイントカードが好きでない。TやDやと店先で言われても、ただ首を横に振る。
かつてマイレージを貯めていた。90年代の半ば頃、海外出張が多かった。ちょうどマイレージが始まった頃だったと思う。当時はユナイテッド航空をよく使っていたので、そのマイレージカードを作った。しかし、その経験がポイントへの悪いイメージを強めた。
1つの理由は、使おうにも使えない期間があり、サラリーマンにとって時期を選ぶのに面倒だった。いくら有給休暇の完全消化を目指していた僕であっても、サラリーマンという制約はやはり効く。
2つに、マイレージを貯めるために、ユナイテッド航空に縛られる。どうしてもユナイテッド航空で行くことを最優先に旅程を考えてしまう。
そのユナイテッド航空のマイレージ、相当余してしまい、期限が切れたと記憶している。そのせいで、長らくどの航空会社のマイレージとも無縁だった。最近になり、マイルと商品との交換ができると知った。おかげで相当の損をしてしまったと後悔している。といっても、ツアーで行く海外の山はエコノミーの安売りチケットだろうから、大したことないかも(負け惜しみ?)。
マイレージはともかく、他のポイントカードは皆無と言っていい。
あるのはJR東海のEX-ICカードに自動的に付加されるグリーンポイントである。以前書いたように、予約の急な変更に便利に使っている。
もう1つは大丸のポイントカードか。これは買い物をして1円単位の端数が出たとき、釣りの1円玉を財布に貯めないために利用している。ついでに書くと、小銭は重くて好きでない。財布に仕方なく貯まれば、銀行のATMを駆け込み寺として使っている。
もう1つはクレジットカードのポイントか。商品との交換が面倒だが、この点でアマゾンカードはネットでの購入に使えて便利である。楽天カードも持っているが、サイトがチカチカするので好きでなく、それしか使えない時に使っている。
と、ここまで書いて、ひょっとして楽天ポイントを貯められるのではないかと気づいた。とはいえ、楽天ポイントの店かどうか調べるのが面倒だし、そもそも「欲しいから買う」、「美味いから食べる、飲む」のであって、楽天ポイントを貯めるから「その店を使う」のは本末転倒だから、実店舗でも使わないだろう。
友人のOにポイントのことを質問したことがあった。やはり僕と同じ傾向だった。TやDは持っていないらしい。
ポイント付与者の狙いは、ポイントカードの保持者を顧客として囲い込むことにある。そんな作戦にうっかり乗ってはいけない。ポイントを貯めるため、つい余計なものを買っていないだろうか。二番手商品を選んでいないだろうか。要注意である。

2019/03/10


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