川北英隆のブログ

ユニクロ今昔物語

10年以上、ユニクロを愛用している。しかも貧乏性だから(正確には貧乏だからか)、昔のユニクロも相当数を捨てずに持っている。さすがに昔の靴下はないが、初期のダウンジャケットやカッターシャツが(ただし、あまり着ていないのが)ある。
今日のダイヤモンド・オンラインに「ユニクロ・しまむらに黄信号」という記事があった。それに共鳴した(共感ではない)のだが、古いユニクロ製品と今のユニクロ製品を比べて、同じ素材を使っている場合、昔の製品の方が良かったのではないかと思っている。
今日、ふと思った(気づいた)のがカッターシャツである。今のユニクロの綿のカッターシャツは、何回か着ていると襟が崩れてくる。それに比べ、初期のものはピシっとしたままである。昔の生地の方が厚いのだろう。
ダウンジャケットの場合、初期のものは明らかに羽毛がびっしりと入ってる。今のは薄い。それにカミさんに言わせると、今のは丈が短めになっているそうだ。
カッターシャツもダウンジャケットも、デザインは多少良くなっているのだが、質が低下しては仕方ない。
そういえば、僕の仕事用のカバンもユニクロである。他のカバンに乗り換えたこともあるのだが、すぐに潰れた。その点、ユニクロのは丈夫である。それは良いのだが、初期のカバンと比べて今のは使い勝手が落ちている。原因は、小物入れが少なくなった点にある。これも材料と手間の節約だろう。
いずれも、昔と比べ、ユニクロとしてのコストダウンが図られている。その上、価格も上昇している。2つを掛け合わせれば相当の値上げである。
ユニクロもビジネスモデルが曲がり角に差し掛かったのか。それも仕方ないのかなと思いつつも、愛用者としては少し残念である。

2019/03/19


トップへ戻る