川北英隆のブログ

ウンム・アーダミ山に登る

ウンム・アーダミ山、茶色い砂岩の山である。日本では、登山口からの高度差400メートルしかないから、大文字山程度のルンルンの山だと考えていた。ワディ・ラムに入り、低いながらも侵食された岩峰の連なりに出会い、本当に登れるのかと思わなくもなかった。
登山口から小さな扇状地を詰め、すぐに岩場をトラバース気味に登る。雨季には水が落ちるようだ。崩れた砂が岩を覆う部分があるから、足場に注意が必要となる。高度差にして最初の100メートルくらいだろうか、一番厳しい。
その後は岩場ながら、ビブラム底の靴が役立つ。花を愛で、駐車した登山口を振り返りながらの快適な登りになる。
小さなコルに着くと頂上がはっきり見える。稜線の右側を巻き気味に登る。あっけなく頂上である。
ヨルダンの国旗がはためいている。頂上部は、草がほとんどなく、茶色く大きな岩が積み重なる南北に長い岩場になっている。南にはサウジ側が手に取るように見える。
写真は岩場に取り付く付近からのウンム・アーダミ山である。岩場を右手に登り、右奥の小さなピークの下を巻きつつ、中央少し右のコルに出る。左手が山頂になる。
20190420ウンムアーダミ山取り付き.JPG

2019/04/20


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