川北英隆のブログ

マドリードへの入り方

今回は成田からマドリードへの直行便を使った。イベリア航空が運行している。そうでない場合、ヨーロッパのどこか経由、もしくは中東経由があるだろう。経由の場合、どうしても移動時間が長くなるので、少し贅沢だが直行便にした次第である。
飛行時間は、行きが14時間、帰りが13時間程度だった。その行きだが、成田13時発、すぐに昼食代わりの機内食が出て、その後は着陸直前に朝食的な軽い食事が出る。
言い換えれば、半日(12時間)近く飯抜き、日本にいれば食べられる夕食が抜きとなる。なかなか厳しい。もちろん、お握りやサンドイッチは置いてあったのだが。
このイベリア航空の便はマドリード空港ターミナル4のサテライトに着く。サテライトからターミナル4へと専用の電車で移動した後、入国手続き(イミグレーション)、荷物の受け取りとなる。いたって簡単である。パスポート以外の書類は(税関で何かを申請する場合は別だろうが)不要である。
なお、出国時には、イミグレーションがサテライト側に設けられている。だから、ターミナル4で飲み食いして時間を潰してしまうと、えらい目に遭いかねない。
税関を出ると、市内への移動を考えなければならない。電車を利用する方法もあるが、手荷物もあるので、今回はタクシーを利用した。
空港とマドリード市内の間は、目的の場所にかかわらず一律30ユーロと決められている。飛行場から市内中心部へは直線距離で15キロ程度あるから、30ユーロのタクシー代は日本の感覚からすると安い。メーターもあり、タクシーの安全度は高そうだった。そこで、帰国時もホテルから空港までタクシーを利用した。
今回、市内でしか地下鉄を使わなかったのだが、乗り換えと切符(カード方式)の買い方が少しややこしい。
切符は機械で買う。ガイドブックには説明があるし、ネットを検索すると絵入りの説明が見つかる。とはいえ、最初に英語表記を選択しても、スペイン語混じりの表示になることと、機械の反応が遅いので、「正しく動いているのかどうか」心配になる。加えて、地下鉄の通路は狭いし、駅にエレベーターやエスカレーターがない場合もある。
以上から、複数人で空港から市内に移動するのなら、タクシーがベターではないだろうか。
市内のホテル代だが、高くはない。今回はマドリード旧市内からほんの少し離れた5つ星ホテルを予約していた。はっきり言って、今回は家内との旅行だったのだが、1人1泊1万円少しだった。
もっとも、そのホテルの一番安い部屋だったようで、広さはなかった。良さは部屋全体がきれいだったことか。ホテル内の安全度も高かった。近くにスーパーもあり、これが重要なことながら、食料や飲料の確保も容易だった。おかげで毎日買い出しできた。
反省点もある。もっと中心部に泊まれば、ぶらっと歩くだけで多くのバルがあり、簡単に飲食できたのにと思う。
実のところ、ホテルについて事前にあまり調べもせず、「5つ星、中心部に近い、地下鉄の駅がすぐ横にある、高くない、ミシュラン2つ星のレストランがホテル内にある」、以上の理由でネット予約した。で、このミシュラン2つ星のレストラン、意味がなかった。堅苦しそうだったし、夕食の開店が21時だったため、一度も足を踏み入れなかった。

2019/05/31


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