川北英隆のブログ

スペインのバルで食べる

スペインでの食事をどうするのか。航空チケットとホテルの予約をネットでした段階では、一度はホテル内の高級レストランでと思っていた。でも、ソル周辺のバルで昼食を食べた瞬間から気持ちがゆらぎ、「夜遅い飯は嫌や」という声もあって、結局はバルで通した。
朝はというと、ホテルの朝食が料金に含まれていなかった。というか、含めなかった。経験上、6食も同じホテルで朝食を食べる気がしなかったというのが本音である。
近くのスーパーで適当に食材を購入しておいて、部屋で朝食とした。一度、ニューヨーク出張時にルームサービスを注文したことがあったが、高くて量が多かった。余ったものを冷蔵庫に入れておき、2回に分けて食べた記憶がある。貧乏性なのかも。
バルでは適当に座ればいいのだが、「オラ(hola)」、日本語では「ハーイ」と入ることで、早く注文を取りに来てくれる。そうして、昼間からビールやワインを飲んだ。
アルコール類の値段はミネラルウォーターと変わらないか、かえって安い場合もあったから。これも貧乏性か。会社に勤めていたバブル(1990年)の前後、昼に高いコーヒー(普通に400円前後した)を飲むよりはビールの方がいいと思っていたのと同じである。
適当に食べ、飲んだ。生ハムやチーズなどを頼むと、塩気が強いから、飲み物を2杯は飲むことになる。それで勘定は、昼食も夕食も30ユーロ前後だった。少額でもカードで当然払える。
メニューはというと、スペイン語の下に英語で表記されていることが多いのだが、料理名はなかなか理解できない。適当に頼むか、店に入る前に写真を見てだいたい決めておくか、その程度だった。スマホで翻訳させようとしたのだが、こればかりはうまく使えなかった。
注文したものといえば(すべてを列挙するに近いのだが)、生ハムやサラミ類とチーズの盛り合わせ、サラダかアスパラ炒め物、シシトウ類などの炒め物、スペイン風オムレツ(卵とじゃがいもを固めたもの)、ガスパチョ、コロッケ、イカのフライ、イワシの料理、パエリアといったところか。
肉類もあったのだが、時差疲れもあり、食べる気分ではなかった。唯一食べた肉類はウサギだった。なかなか美味かった。
写真はトレドでの昼食である。イカのフライが肉厚できわめて美味かった。もっとも値段は10ユーロ、スペインにしては高かった。それと、食い気のほうが先走り、いつも写真を忘れ気味だった。この写真にも、少し食べた後で思い出した痕跡が残っている。
20190602バルでの昼食.jpg

2019/06/02


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