今回は完全な個人旅行だったことから、現地でいつでも通信できるように準備した。位置情報だけなら、グーグル・マップを事前にダウンロードし、現地で「機内モード+GPS」にすればいいのだが、事前ダウンロードの地図は粗い。やはり町中での通信がほしい。
そこで入手したのがヨーロッパで使えるプリペイドSIMカードだった。2人が互いにはぐれたことも想定し、2枚買った。動画など重いものを見るわけもなく、ホテルでWi-Fiも使えるから、4Gを15日間、1.5ギガ分使えるカードにした。
結果として、これで十分だった。マドリードはもちろん、トレドの道は路地が多くてややこしい。時間が限定されていることもあり、何回かGPSに頼った。最後に通信容量をどの程度残したのかはわからないものの、普段日本で使っている感覚からすれば、少なくとも半分は残したのではなかろうか。
このSIMカード、香港すなわち中国の製品である。アマゾンで注文したのだが、翌々日に届いた。国内に在庫があったのだろう。値段は1枚1170円である。ヨーロッパ全域(実際に買うのであれば確認してほしい)で使えるから、これが一番安いと思える。
もちろん、現地で何の支障もなかった。マドリードとトレドの間で電波が弱くなったが、これは現地の通信事情(アンテナが少ない)からだろう。
ということで、ヨーロッパ程度で、わざわざ高い通信機器を借りる必要性は皆無である。ついでに書くと、SIMカードの出し入れ、慣れると(慣れるまでもなくかな)超簡単である。
2019/06/02