家を空けての旅行の時、大問題が発生する。昔、ネコを飼っていたときもそうだし、今はベランダにある植木もそうなのだが、餌や水をどうするのかである。今回のスペイン旅行では植木の問題をしばらく考えた。
猫の場合は獣医さんに預けるか、勝手に散歩するので近所に頼むかだろう。でも、帰宅するとネコがひねくれているかもしれない。ネコの立場になると仕方ないか。そう思うと、家を空けての旅行に行けない。
植木の場合、冬であれば心配することはない。問題は初夏から秋にかけてだろう。
今回、新たの方法を試みた。アマゾンで「水やり当番」という製品を見つけた。安くて簡単そうだった。
片方にペットボトルなどの水を入れた容器を準備し、そこにチューブを挿し、もう片方の先を植木鉢に差し込む方法である。チューブと植木鉢に差し込む陶器製の先(三角錐になっている)のセットが「水やり当番」である。毛細管現象を利用し、水を入れた容器から植木鉢に水をゆっくり給水する仕掛けになっている。
毛細管現象の利用だから、バケツなどの大きな容器を使い、チューブ内の空気を抜かなければならない。また、次も使えるようにと、三角錐の部分をガーぜ類で包む工夫もした。
スペイン旅行を狙ったかのように日本を熱波が襲ったため、ペットボトルはすっかり空になっていた。しかし、植木が枯れることはなかった。
「水やり当番」はすべて機能していた。アマゾンでの評価は3.2/5と高くはないが、多くは使い方が悪かったのではないかと思う。わが家の場合、今回は2リットルのペットボトルで対応したが、大きなバケツに水を張って対応してもいいのではと思う。
2019/06/09