川北英隆のブログ

就職の内定の断り方

新聞に目を通していると、就職活動でもらった内定の断り方に関する記事があった。電話かメールか、はたまた直接会うのかである。結論は、手紙を書けばいいと思う。
直接会うのは最悪だろう。水をかけられるか(ハラスメントだが)、食い下がられるか、いずにしても内定辞退の意思が強ければ、ロクなことがない。
僕が人事の担当者だとすれば、会うのは互いに時間の無駄だと思う。それでも人事担当者の相当割合が直接会って断ってほしいと考えているようだ。多分それは、上司を同席させ、「自分が悪くない」というアリバイ作りのためかなと思ってしまう。いずれにせよ、会って断れていう企業、形式的すぎるし、時間の無駄を感じていないし、採用に自信がないのだろうし、自己中心的すぎる。就職するに値しない企業だろう。
電話はどうか。これは中途半端だと思う。相手に時間をとらせてしまう。表情が見えないから、言い方に困ることがありえる。それに録音しておかないと証拠が残らない。
僕の場合は手紙を書いた。今ならさしずめメールなのだろうが、手紙なら断った理由もきちんと書けるし、多分メールよりも失礼がないだろうし、断ったという証拠も残る。ちゃんと証拠を残したいのなら(そこまでする必要なしとは思うが)、配達証明郵便、内容証明郵便にすればいい。
ここから先は蛇足すぎるが、手紙であれば(メールも同様ながら)、コピペが可能になる。何社も内定をもらっていれば手紙が便利である。
最後に、不採用の通知を出さない企業が多いとか。この企業も最悪、将来にロクなことしか起きないだろう。
僕のゼミにいた学生などは、本命近かった企業が曖昧な態度のままだったので、人生の進路が大きく変わった。他の内定を断ったにもかかわらず、最後にその企業から断りの通知が来たそうだ。その企業、個人相手の事業をしている。学生だけでなく、顧客の信頼も失いかねない。

2019/06/18


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