川北英隆のブログ

獅門酒楼を再訪する

前にも書いたように思うが、京都での食事で物足りないのは、ちゃんとした中華料理の店がないことだ。何箇所か探したものの、「これなら」という店に出会わない。そのうちに探しても無駄かと思い、努力も放棄した。
そこで、東京に出て来て暇があると中華を食べることにしている。かつては有楽町の慶楽を使ったのだが、昨年末で閉店してしまった。もう一箇所、都内で四川料理の店を見つけてある。
慶楽の代わりに最近見つけたのが横浜中華街の獅門酒楼である。メインの通りから横に入る。目立たない店ながら、昔の良き雰囲気を残している。
先日も食べに行った。東京から横浜まで、遠いようでいて案外近い。今回、行きは東海道線を使ったが、混んでいた。帰りは京浜東北線で戻った。京浜東北線、少し時間はかかるものの、横浜で乗り換える必要がないので便利かもしれない。
獅門酒楼の何が好きかというと、魚を蒸した料理である。前回はイシモチだった。今回はキンメダイである。
昔、今は亡き福間氏と上海を旅行した時、よく食べた味を彷彿とさせる。これぞ中華の女王様だろうか。
この手の料理、上海は川魚が多かったように記憶しているが、獅門酒楼は海の魚である。その日によって魚が異なる。仕入れの都合だろう。だから白板を見せてもらい注文する。値段は白板の横に書いてある。
写真がそのキンメダイである。小ぶりのものにした。人数によってはもう一回り大きなのも注文できる。このキンメダイと瓶出しの紹興酒を合わせた(吉田類的な表現)。
20190622獅門酒家.jpg

2019/06/22


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