川北英隆のブログ

季節に鮎を食べる

京都は祇園祭の季節に入った。10日から鉾の組み立てが始まるらしい。その祇園祭の頃の食物として鱧と鮎がある。鱧は店屋で買ってきて食べてもいいが、鮎は焼き立てでないとと思う。そんな鮎を今年も食べられた。
写真が今年食べた鮎である。当然焼いた鮎である。少し小ぶりだが、一人当たり2匹いた(写真)。
鮎を食べるといつも思い出すのが、バブルの頃、バカ高いマッキンゼーのコンサルのおかげで食べられた下鴨茶寮の鮎である。僕がではないが、彼らを会社が接待した。「何でこんなことを」と思わなくもなかったが。それはともかく、一人何尾いたのかも忘れるくらいだった。ちゃんと焼けばこんなに美味いのだと感心した。
当然ながら、それ以前にも鮎を食べたことが何回もある。
思い出すのが奈良の吉野川の鮎である。吉野の下市、川のほとりにあった。多分、弥助という名の店だろう。父親に連れられ、そこで鮎料理を食べた。コースの最後に鮎の姿寿司が出てくる(今もそのようだ)。鮎の顔というか頭も付いていて、「そんなの食べられるんか」と思った。さすがに頭の部分は固くて美味くなかったが、もったいないので食べた。
もう1つは揖斐川の鮎である。以前にも書いたかもしれない。能郷白山へアプローチする時、昼飯の店を探していた。見つかったのが鮎のフルコースを出す店だった。名前は忘れた。1991年6月との記録がある。刺し身、天ぷらから、焼いたのまで出てきた。そこまで食べさせてもらうと堪能を通り越した。やはり鮎は焼いたので十分である。
京都はちゃんとした鮎を食べさせる店が多いと思う。各自、探してみるのがいい。
20190707鮎.jpg

2019/07/07


トップへ戻る