知り合いとの関係だが、お互いにこの先どうなるのか、混沌とする年齢になった。というので、今回は証券経済研究所の重鎮だった小林和子さんと飲むことになった。
6月に飲み会をした元長崎大学・作新学院大学の高橋元さんがセッティングしてくれた。その6月に、「小林和子さんと会いたいね」と話していたからである。
場所は銀座のとある居酒屋である。周りの雰囲気と好対照の店のため、気に入った。あまり名前を広めたくないで、とある居酒屋で留めておく。
小林さんは証券市場の歴史に関する権威である。証券経済研究所で「証券年表」(1989年)をまとめられ、その後も追補されていた。この年表にはお世話になった。
そこで年表の今を尋ねると、「現在はどうなっているのかね」との返事だった。小林さん自身はリタイアして、後任に作業を引き継いだとかだが、どうなっているのかは追っていないとのことだった。
その小林さん、ショックだったのが以前に書いた丸淳子さんの死去だったとか。同じ証券経済研究所で仕事をした仲間だったこともあるのだが、同じ年齢の知り合いの死というのが一番こたえたとか。
ということで、小林さんの年齢がわかった。もうじき喜寿とか。丸さんが巳年だったので、同じ巳かと確認の質問をすると、学年は同じだが、小林さんは午とのこと。何か年寄りくさい会話になってしまったようだ。
高橋元さんがセッティングをする時、小林さんからの最初の返事は「お昼にでも」だった。日程が合わなかったこともあり、「夜にしよう」となったものの、「早寝、早起きなのだろう」というので、夕方の5時半スタートとなった。こんな経緯から、「その日の新幹線で京都に帰れるな」と思った。翌日、大学で用事が入っていることもあった。
しかし、飲みながらの話題が尽きず、新幹線の予約変更を余儀なくされた。朝一で帰ればいいわけで、目先の時間よりも、お互い元気が一番である。また会うことにしたいものだ。
2019/08/01