チリの食事はどうだったのか。肉もあり、魚もあり、ワインもありで美味そうだったのだが、実際のところは少しがっかりだった。でも、魚介類は堪能できた。
どんなものを食べたのかというと、覚えているのは、魚介類のスープ(スペイン語でsopa)、アナゴ(congrioというでかい白身の魚)のグリル、ウニ、小エビのバター煮、ステーキ、チリ料理で、タマネギやひき肉のパイ包み焼き、スペイン風のタパス(コロッケ、ひき肉の炒め物)、パステロ・デ・チョクロ(pastel de choclo)という肉類やタマネギやトウモロコシなどを甘くオーブンで焼いたもの。
このうち、スープが少し塩辛く、タパスのひき肉が輪をかけて塩辛かった。一方、パステロ・デ・チョクロが、パステロ=ケーキと名前が付いているだけあって、砂糖が効いて甘かったというか、甘すぎた。塩と砂糖、チリは味覚音痴ではないのかと思ったが、そう思うのは僕だけでないようだ。留学生のコメントを見つけたところ、やはり味音痴だと書いてあった。
https://todai-umeet.com/article/5156/
美味い料理もあった。
小エビのバター煮は、バターの適当な塩味と、炒める時に添えてある唐辛子の辛味が適度によかった。
最高だったのはウニである。殻を割って中身を取り出したウニがボールにいっぱいあった。1500円程度だった。手で割ってあるらしく、ウニの細かな殻がたまに歯に当たるが、それが天然の味という証拠でもある。そのウニとタマネギや香草を混ぜ、白ワインと一緒に口に運んだ。満足した。
写真がそのウニである。一口食べた後、「写真や」と思い出し、急いで撮った。
2019/08/06