サンチャゴから少し遠出したのがバルパライソである。1818年、チリがスペインから独立すると、バルパライソがチリの表玄関となり、交易の町として栄えたが、1914年、パナマ運河の開通によって繁栄が終わったとある。今でもかつての繁栄の痕跡がある。
バルパライソにはSR氏と一緒に現地ツアーに参加した。インド人の学者も同乗した。
バルパライソとは「天国の谷」を意味すると、ガイドに教えてもらった。世界文化遺産に登録されている。
海岸に平地がほとんどなく、町は丘陵に沿って広がっている。どういう理由か聞けなかったが、街並みはきわめてカラフル、家の壁や塀にもペイントが施されている。道は丘や谷に沿って入り組み、坂道や石段が多い。ガイドの案内がなければ迷子になりそうだ。
かつてチリの中心というか、南米の太平洋側の交易の中心だったため、文化が生まれ、栄えたのだろう。ガイドに案内され、チリの詩人、パブロ・ネルーダの家に寄った。有名な画家もいるらしくて(名前を忘れた)、その家の外側も歩いた。
バルパライソで有名なのは丘の上り下りのために運行されているアセンソール(ケーブルカー)である。車社会になり、残っているのは少ないらしいが。そのアクセンソール、ツアーでは体験させてくれなかった。
写真がバルパライソの町である。下に港が見える。港には立派な石造りの建物があり、銀行がかなりの部分を占めていた。ささっとしたツアーだったので、ちゃんとした写真は撮れなかった。カラフルな町を見ようとすると、ネットで検索するのがいいだろう。
2019/08/10