川北英隆のブログ

アマゾンへ避暑かな

チリのブログが完全に終わらないうちに(まだ続きがあるんかいな)アマゾンを旅行してきた。ネットのアマゾンではなく、ブラジルのアマゾンである。そのアマゾン、赤道を挟んでいるのに、最高気温、最低気温の月別平均値が今年の京都より低い。避暑になりそうだ。
チリもブラジルも南米である。しかし、行き方が違った。チリの往復にはアメリカを経由した。今回のブラジルはドバイ(アラブ首長国連邦)を経由した。
旅行会社におおよそのプランを示し、実際の航空券と現地の宿泊などの手配を依頼した。同行者は僕を含めて3名、その全員がイランやイエメンなどに旅行しているため、アメリカを経由する場合には簡易のビザ(ESTA)ではなく、正式のビザが必要になる。僕は取得済みなのだが、残りの2人が「まだ取ってへん」ということなので、「できれば中東経由で」と旅行会社に希望を出した。
アメリカを経由するのはESTAでもビザでも一旦入国しないといけない。入国の窓口が混んでいる可能性があるため、どのくらいの時間がかかるのか読めない。このため(さらに、ひょっとしてアメリカの入国が難しい外人もいるため)、現在はドバイもしくはドーハ(カタール)経由で南米に行くのが人気らしい。
その人気の路線、お盆を挟んでいたものの、何とか確保できた。実際、(今まで何度も経験してきたように)ドバイでの乗り継ぎがスムーズである。また、時差の影響も、体調などの関係もあるのだろうが、先月のアメリカ経由のときよりも楽だった。
どう飛んで、どこを旅行したのか書いておく。
ドバイでサンパウロ行きに乗り換えた。ドバイまで11時間弱、ドバイからサンパウロまで15時間かかる。サンパウロでは空港近くのホテルに宿泊し(つまり市内見学をせずに)、翌朝マナウスに飛んだ。これが4時間かかる。日本からアマゾンの中心地、マナウスまで合計30時間の飛行の計算になる。
マナウスには昼の到着だったため、半日だけ観光した。といっても、マナウスの治安は今一つだし、意外に坂道が多いため、現地ガイド(といっても日本からの移民)の案内にほぼ従った。
翌日、マナウスからアマゾン上流の入り口、テフェに飛んだ。マナウスから直線距離で西に550キロ弱、飛行機で1時間である。テフェからは、アマゾンの支流、ジャプラ川のさらに支流にあるウアカリ(Uakari)ロッジに向かった。ロッジの従業員がテフェの飛行場に迎えに来てくれていた。他の宿泊客と一緒に、テフェの港までは車、そこから先はスピードボートでロッジまで移動する。
テフェからロッジまでは西北西に直線距離で35キロある。水路はアマゾンの本流、支流、そのまた支流をたどる。他の宿泊客をテフェのホテルでピックアップする手間もある。結局、空港からロッジまで2時間近くかかった。
日本の出発が深夜近かったこともあり、この最初の目的地、ウアカリロッジに到着したのは4日目の昼だった。
ウアカリロッジの後、マナウスに戻って1泊、翌日は車と船を2回ずつ使い、ジュマ(Juma)ロッジに入った。マナウスから南南東に直線距離が80キロある。4時間近くかかった。
帰国の方法は、まずマナウスに戻り、サンパウロ、ドバイ経由である。途中の宿泊なし、日本に着いたのは3日目だった。時差を考慮すると、まる2日間移動していたことになる。
写真はウアカリロッジである。左端がメインの建物でロビーと食堂、会議室がある。右の3棟が宿泊施設になっている。メインの建物の左側にもう2棟宿泊施設がある。自然保護の観点から、全棟が川の上に浮いている。5棟×2部屋×ベッドが2つで、最大20名が泊まれると思う。
20190823ウアカリロッジ.jpg

2019/08/23


トップへ戻る