ウアカリ・ロッジ(Pousada Uakari もしくは Uakari Lodge)は、アマゾン川(この地域ではソリモンエス川もしくはアマゾナス川とも呼ばれる)の支流、ジャプラ川のさらに支流にある。「小さい川」だが、それでも幅100メートル程度、スピードボートが十分通れる。
もう少し正確に書けば、アマゾン川とジャプラ川が長さ100キロ、幅30キロほどもある大きな中州を形成していて、雨季にはその中州全体が浸水しそうな感じであり、その一部の流れの中にロッジがある。テフェとウアカリ・ロッジ周辺の地図を付けておいた。
ロッジは研究兼保護地域の監視のための拠点でもある。最終日の前日、メキシコからマナティの研究者が来ていた。その研究の合間に観光客を受け入れているとガイドブック(地球の歩き方)には書いてあるが、我々が訪れた時期は観光客の切れ間がなかった。
3泊のコースと4泊のコースがあるらしい。我々は3泊だった。料金は不明ながら(日本の旅行社から明細をもらっていない)、食事と毎日のガイド付きで6-7万円くらいだろうか。
旅行した8月中旬は雨季が終わって1、2ヵ月経っている。それでもロッジ周辺の林は水に浸かっていた。その林の中に鳥やサル、ナマケモノなどがいる。また川にはイルカ、ワニ(カイマン)がいる。見なかったが、ジャガー、マナティ、カワウソもいるらしい。
そんな川や水に浸かった林の中をロッジの従業員や研究者がボートで案内してくれる。水に浸からない林の中のトレッキングもあった。
スケジュールを書いておく。初日(着いた日):オリエンテーションの後で昼食、午後は(15時半から)ボートクルーズ、夕食の後にロッジと研究などの説明。2日目:午前は浸水林をカヌー(手漕ぎのボート)で探訪、午後は上流のマミラウア湖の探訪、帰路にナイトサファリ(ワニを見る)。3日目:午前は自然保護区内の村を訪問、午後はロッジ周辺をトレッキング、夕食後にマナティ研究者の説明。4日目は朝食後に帰路へ。
写真は浸水林をカヌーで探訪した時のものである。林の水の中にも魚や小さなワニがいる。少し深いところではアロワナが跳ねていた。
2019/09/01