ウアカリ・ロッジのウアカリとはサルの種類の名である。顔の赤い、ハゲ頭気味のサルらしい。このサルが見られると思い、ロッジに滞在したのだが、なかなか難しかった。
浸水林にはサルが多い。一番目についたのはリスザルという小さな種類だった。また、朝にボートで川を行き来すると、ウォー、ウォーという大きな音が森全体に響き渡る。ホエザルの声とのこと。このサル、ウアカリ・ロッジでは声だけ、姿を見なかった。
ウアカリの実物は一度見たのだが、あまりにも遠すぎて、ガイドに「ウアカリ」と言われて「そうかな」と思う程度だった。写真も撮ったが上手く写っていなかった。
そもそも、テレビのドキュメンタリーなどを見ていると、サルが煩いほど登場する。だから、アマゾンに行くと、いつでも、どこでも見られるものだと思っていた。
実際は、遠くにしか登場しない。しかも木の上である。だから、肉眼では点に近い。カメラで写しても、特定のポイントに焦点を合わす必要があり、しかも周りに木の葉が多く、ボートが揺れるいため、上手く合わない(下手なだけやんか)。
今回は多少の望遠レンズを持参したのだが、十分ではなかった。三脚を使わずに撮れる最大の望遠を持参すべきだったと後悔した。いずれにせよ、アマゾンの動物はアフリカと異なる。認識不足だった。
写真はリスザルである。少しピンボケ気味ながら、なんとか識別できる。赤い木の実(サルの少し下になっている)を食べる。この実を割ると中は綿毛状になっていて、先に小さな種があるらしい。
2019/09/01