ウアカリの最終日、トレッキングに出かけた。といっても、わずか1時間かそこらの歩きである。場所は、雨季にもほぼ冠水することがないとかいうジャングルの中にある。
冠水しないからジャガーの通り道になっているとか。所々にジャガー用の罠があり、捕まえてはGPSを付けているらしい。もっとも、ジャガーのいるジャングルは、いつ、どこからジャガーが襲ってくるかもしれず、危険が大きいとか。ガイドがその点を十分意識して案内してくれているのだろうが。
そんなジャングルの中で素晴らしい光景に出くわした。黄色く比較的大きな花が地面一面に落ちている。桐の花に形が似ている。
見上げると、大きな木一面、黄色い花の満開だった。そこにサル(リスザル)が飛び回っている。花の蜜を吸っているようだった。
後で教えてもらったところ、この花を咲かせる木はイペーというらしい。日本語的にイッペーと呼ばれることもあるが、かつて新橋にあって、よく食べに通った「おでんの一平」を思い出してしまう。
イペーはノウゼンカズラ科だそうだ。ブラジルの国花だとも書いてある。色として、赤いのもあるとかで、多分今回の旅行の後半に訪れたジュマロッジでの探索で見たと思う。
写真をアップしておきたい。中央部にある黒い影がサルである。
2019/09/04