三丁目の夕日みたいなのがマミラウア湖の夕日である。それを見に行くというのでボートに乗った。途中、鳥や動物を探すのだが、新しいのは現れない。マミラウア湖の手前で、マナティが棲息していると聞いた。これが唯一に近い事実とういうか情報だった。
マナティは浮草を食べる草食動物である。その動きと、食べる時に水面に出てくる鼻を見つけ、人間が狩りをするそうだ。肉が比較的美味いため、多く狩られてきたとか。
マミラウア湖は雨季に出現する湖らしい。乾季になると消えていき、やがてジャガーが行き来する草原というか、湿地になる。ジャガーはワニを狩るので、湿地が絶好の棲家なのだろう。
旅行したのはまだ乾季の始まりだった。だから、湖が湖らしい姿をしていた。風もなく、水の流れにも乏しく、のぺっとした水面に太陽が沈んでいく。汗が自然と流れる。そんな中、鳥が気持ち良さそうに寝床に帰っていった。
「熱帯だな」と思いながら夕日を見ていた。たまにはのんびりとした一日も楽しい。できれば、もう少し風があり、涼しいのがありがたかったのだが。
写真がマミラウア湖の夕日である。コンゴ川もそうだったが、水面が静かなため、太陽が2つあるような錯覚に陥る。って、嘘かな。半分寝ていたのかもしれない。
2019/09/04