川北英隆のブログ

働き方改革しっかりせえや

夕方、用事があるので東京に出てきた。台風15号の情報を見ながら新幹線の予約を調整して。朝、新幹線が動かなかった。ひょっとしたら予定キャンセルかなとも思ったが、在来線ほど酷くない。その点、勤め人は大変。とはいえ、働き方を変えれば対処可能である。
今回の台風、気象庁の進路予測がほぼ当たっていた。多少東にずれたため、千葉が大当たりになったようだが。
新幹線はビニールが架線に引っかかったようで、これでダイヤが乱れた。事前の計画的間引き運転が効果を発揮した可能性がある。正午過ぎに乗った時には、東京行きは正常、大阪や博多方面行きが遅れていた。
その一方、首都圏の在来線のニュースを見ていると大混乱だったようだ。計画運休の影響と、倒木などがあったからだろうか。
東京に出て来て街を歩いていると、街路樹が倒れていた。古くて、虫食いで幹が弱った木もあったのだろう。加えて、しばらく大風が吹かなかったから茂り過ぎ(人間で言うと太り過ぎ)、頭が重くなり倒れたのもあるようだ。これと同じような倒木が線路沿いでも生じたのか。
思うに、こんな朝の6時頃まで都心で強い風が吹いた日に、定時に出勤しようとするのは非常識である。それも在来線が計画運休を発表していたのだから、出勤しようとしたのをよけいに変なことだと思う。
働き方の改革を叫ぶのであれば、是が非でもという仕事のない従業員は、こんな台風の日に来る必要がない。少しやるべき仕事があるのなら、午後からでもいいではないか。また、人と会う約束があるのなら、できるかぎりアポの変更をするべきだろう。
逆に是非午前中にという用事があるのなら、前日の夜の、まだ台風の影響が酷くならないうちに会社の近くに出て来て泊っておくのが常識である。泊るホテルの予約が難しいのなら、非常時だから、オフィスの中でもいいではないか。パジャマと簡単なマットがあれば寝られる。
会社の上司もまた、部下にどう対応すべきなのか事前に連絡し、相談すべきである。多分、ちゃんとした会社や組織は、金曜日に連絡していただろう。他方、ダメな企業は何もしなかったに違いないが。
もっとも、どちらの会社や組織が多かったのかと考えた場合、ニュースで在来線の混乱を見るかぎり、ダメなのが多かったように思えてならない。

2019/09/09


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