川北英隆のブログ

アマゾンの侵略的外来種・イヌ

アマゾンの村にはイヌが必ず飼われているようだ。番犬用である。人間の侵入というよりも、森林からやってくるアマゾン本来の動物を見張るためである。
最大の「外敵」はジャガーのようだ。住んでいる者自身が襲われる可能性がある。ワシなどの猛禽類もそうかもしれない。飼っている鶏やアヒルなどの鳥、とくに幼鳥が狙われるだろう。
写真は前回のネコと一緒に飼われていたイヌである。痩せていた。エサが少ないのかもしれない。満足するくらいに食べさせると番をしないだろうし。
一方でネコの場合、イヌと異なり、ネズミ、鳥、トカゲなど、自分で適当にエサを見けられるのだろうか。痩せてはいなかった。
で、写真のイヌだが、住人が大きな窯の上で炒っている食用のキャッサバの搾りかす(右上の方に黄色く見えているもの)を盗み食いしようとしていた。少しは食べたかな。
我々のガイドがそれを見つけ、炒った搾りかすを鉄鍋の真ん中に集め、食べられないようにしたのだが、それでもイヌがのぞき込んでいた。
20190912ジュマ民家のイヌ.jpg

2019/09/13


トップへ戻る