川北英隆のブログ

年に1回の飲み会の運命や

その昔、といっても10年少し前、ある委員会に出席していたところ、委員長をしていたNKさんから、「YNさんと高校の同級生だって」と聞かれた。「せやけど」というので、何年経つだろうか、僕が加わった年1回の飲み会がスタートした。
NKもYNも公認会計士であり、大学の同級生だとか。それにTMさん(弁護士)が加わり、以前から定期的に飲み会をしていた。そこに僕が加わったようだ。4人は大学の卒業年次が同じ、僕以外は大学も一緒である。
最初知らなかったのだが、毎年、幹事は持ち回りのようだ。その順番だったかどうかは忘れたものの、3人が野村証券の偉いさん、INさんと大学の同窓会で会ったので、そのついでに、京都の野村別邸に行きたいと希望したところ、OKが出たとか。それで京都に場所を移し、飲み会をしたことがある。
昨日、東京でその4人の飲み会があった。4人は年齢のせいだろう、「背骨の神経が問題で足が痛くて内視鏡手術をしようとしたところ、痛みが止まったので手術は中止、それ以降は筋トレをしている」とか、「マラソンに出場したら脱水症状らしきものになった」とか、「猫背の矯正をしている」とか、僕は「膝を痛めた」とか、体の不調の話でひとしきり盛り上がった(盛り下がった?)。
途中から、ある意味で(話している時は夢中だったかもしれないが)くだらない話になり、最後に勘定になった(当然やね)。4人とも現金で払った。僕以外は会計士と弁護士だから(意味不明ながら)、「領収書をくれ」ということになり、その発行までにさらに少し時間が経過した。
すべてが終わった後、急に1人が「今日の会費、払ったかな」と言い出した。
実は数日前、やはり同年齢のと飲んでいて、最後に勘定となり(最初に勘定はせんよね)、現金で払った。その後、残った食べ物と飲み物を適当に片付けて帰ろうとしたところ、幹事役が急に店のおネエさんに向かって、「勘定したかな」と言い出した。その現場を思い出し、つい笑ってしまった。
歳はただでは取らない。これからは飲み会の前には財布の中に定額を入れておき、その残高で払ったかどうかが判明するようにしたいものだと、僕として意見しておいた(で、アンタは大丈夫かいなというところ)。
帰る前、次の幹事の確認をした。そうしておかないと、忘れるから。確認しておいても不確かなのだが。
と、一人が「再来年は誰で、その次は誰で」と計算を始めた。それを受け、「多分、もう1周りくらいは大丈夫かな」と。それが落ちになった。
追記:上で勘定や会費の二重払の危険性を書いたところ、外野からクレームがあった。「少し前、飲み会で食い逃げしそうになったやん」と。そう、幹事役が参加者から参加費を徴収したまではいいのだが、それを店に支払うのを忘れたままで、その幹事役を含めて全員が外に出た。と、閉めたはずの店の扉が開き、「まだ勘定を払ってもらってない」との声がした。この事件、こちらの損にならないという意味で、記憶から消えてしまいつつあった。

2019/10/05


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