川北英隆のブログ

京都の三富久

西木屋町の店、三富久に立ち寄った。居酒屋と言うべきか、小料理屋と言うべきか。カウンターにはおばんざいが並べられ、おでん、串揚げもある。
高校の同級生が、奈良での仕事のついでに京都にも立ち寄りたいとメールしてきた。時間を調整したところ、夕方に会うことになった。ついでだからというので、会った後で軽く一杯と、三富久に立ち寄った。
同級生はNG君、いつも大学の事務を手伝ってくれているのが同姓のNGさん、「面白いやん」と、NGさんも誘って出かけた。もう少し正確に書くと、NGさんから「この店がいい」と勧められていたので、三富久を予約しておいた。
最近、旅行者が多く、いろんな場所で迷惑しているから、「この店がええ」と書きたくないのだが、このブログ、どうせ大人数が見ているわけがないからと思い、三富久の名前を出しておく。値段はリーズナブルである。
店の質を如実に表すのが出汁だと思っている。というわけで、今回は最後におでんを注文し、出汁も味わった。しっかりした味ながら上品だった。京都にしては多少濃い目なのは、おでんだからかもしれない。
実は今週の初め、東京は半蔵門界隈にあるおでんの専門店で食べた。関東風、関西風、名古屋風の3種類のおでんを食べられる店である。その店、名古屋風の味噌味おでんが良かったのだが、関西風の出汁の味としては三富久のほうがいいかもしれない。残念ながら、東京の店で出汁を吟味しようとは思わなかったため、真相は不明である。

2019/11/14


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