川北英隆のブログ

金沢を旅行する

金沢に行ってきた。京都からだと日帰りも可能なのだが、一泊した。宿泊地に選んだのは、市の中心部から南東10キロ程度に位置する湯涌(ゆわく)温泉である。どこに泊まろうかと検索していると登場した。
この湯涌温泉、718年、つまり1300年前(奈良時代)に見つかったとある。真偽の程はともかく、歴史があるのは確からしい。湯は無色で透明、温泉の匂いもほとんどしない。舐めると少し味がある程度で、入りやすい。
金沢駅からバスが1時間に1本程度出ている。610円、40分から50分かかる。このバス、温泉への旅行客と、地元の老人が利用している。過疎と老齢化を感じてしまう。
それはともかく、京都から金沢までは特急(サンダーバード)で2時間少し、ちょうど新幹線で東京に行くのと同じである。車窓の風景はなかなかのものだった。
帰り、天気が良かったこともあり、白山とその北側の山がかなりくっきり見えた。写真をアップしておく。ちょうど北陸新幹線の工事現場も写っている。この工事が完成すると京都から金沢まで1時間程度になるらしい。
それはともかく、金沢は食べ物の魅力だろう。前田利家が加賀の城主となり、100万石という大の付く大名になったことから、江戸時代、金沢は江戸や京都と並び、栄えた。今でも残る伝統工芸は江戸時代の文化を忍ばせる。京都に近いこともあり、それと似ている部分、補完する部分が多い。
補完するものとして、今では金箔がそうである。京都の文化は金箔を多用するが、現在日本で生産しているのは金沢だと聞いた。その製品を京都の問屋が扱っている。とはいえ、金沢の土産に何でも金箔を使っているのは、その輝きにくらくらしそうで幻滅だが。そういえば、地名にも金が付いているし。
似ている部分として料理がある。それと町並みだろうか。後者については後で書くことにしたい。
20191209白山北方の山と新幹線の工事.jpg

2019/12/09


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