川北英隆のブログ

金沢の祇園と先斗町

金沢では東茶屋街を歩いた。金沢、市内を見たのは今回が3回目だと思う。最初は父親の運転で北陸に旅行し、ついでに兼六園を見た。2回目はサラリーマンというかニッセイ基礎研究所の最後の年、金沢で講演を依頼されたので、やはりついでに市内を少し歩いた。
今回、金沢のかつての姿が残っているのではと思い、まだ歩いたことのない東茶屋街を訪れることにした。
知らなかったのだが、金沢は南北(正確には南東と南西に流れる)2つの川に挟まれている。北側が浅野川、南側が犀川である。東茶屋街は市の中心から見て浅野川を渡った向こう側にある。今でも芸妓がいて現役だとか。その浅野川の手前に主計町(かずえまち)茶屋街というのもある。
東茶屋街も主計町茶屋街も花街である。川を挟んで広がっていることから、京都の祇園と先斗町を彷彿とさせる。
ともにかつての雰囲気を残した家並みが残っている。夜がどうなるのかは知らないものの(飲み屋があったが)、昼間は観光客が大勢歩き、古い家並みを改造した土産物屋も連なっていた。人気スポットである。
どう行ったのか。湯涌温泉から戻った朝、兼六園下でバスを下車し(駅までと同じ610円)、橋場まで歩き、浅野川の橋を渡って東茶屋街に出た。その後、浅野川を1つ下流の橋(中の橋)で渡り返して主計町茶屋街に戻った。中の橋、趣のある橋だった。京都の三条大橋風でもある。
金沢が京都を真似たのかどうか、偶然なのかもしれないものの、似ていたのは嬉しかった。次は金沢市内に泊り、花街は趣味でないとして、居酒屋くらいを飲み歩かないといけないかなと思った。
写真は上が東茶屋街、下が中の橋である。
20191210東茶屋街.jpg

20191210中の橋.jpg

2019/12/10


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