大阪に行く用事があった。そのまま帰るのも惜しいので、ついでがないかと調べたところ、聖天山(しょうてんさん)というのを見つけた。地形図に名前のある「立派な山」である。標高は14メートルである。
もう少し調べると、大阪5低山の1つだとか。ちなみにこの5つとは、生野区の御勝山、天王寺区の茶臼山、阿倍野区の聖天山、住吉区の帝塚山、港区の天保山だそうだ。いずれ、すべてを登らないといけない。
大阪の用事は北浜であった。そこから地下鉄堺筋線に乗り、終点の天下茶屋で下りた。正午過ぎだったので「昼飯や」と、駅前(東口)にあった中華屋に入った。久しぶりに天津飯を食べたのだが、カニが入らず、飯が大盛、腹が炭水化物で膨れてしまった。
それはともかく、聖天山に行くにはどうするのか。天下茶屋のすぐ南の松虫通に出て、線路(阪堺電気軌道)を渡ると、こんもりとした聖天山の南の縁に出られる。
壊れかかった建物の横から「山頂」に直登した。上にお稲荷さんが祀られているのだが、周りは工事中か何か分からないのだが、荒れていた。
写真がそのお稲荷さんである。
帰りに、聖天山の西側にある正圓寺を通った。下から石段が付けられていて、こちらが本道である。
当初のぼんやりとした計画では、聖天山の東隣に松虫中学校があり、そこを見てみるつもりだった。それを忘れてしまったと、帰ってから気づいた。
何故、松虫中学校なのか。家内の友達が松虫中学校の卒業だったから。それに、「松虫」と妙な名前の付いた由来も知りたかった。というので、これを書きながら調べると、中学校の少し東に松虫塚というのがあり、そこから名前を取ったとのことである。
「そこも見んとあかんかったのか」と、ついでの聖天山、笑点的な迂闊な落ちで終わった。
2019/12/18