川北英隆のブログ

桃尾の滝へ

布留川沿いに車道を歩き、桃尾(もものお)の滝に向かう。途中、左手に池があり、天理市の貯水場になっている。その先、滝本下では石仏が見られるようになる。新しいのもあれば古いのもある。花が飾ってあるから、村の人が手入れしているのだろう。
滝本下を外れると街道は新しい車道(国道25号線)と合流する。記憶では、かつての25号線は途中から車道の体をなしていなかったと思う。その25号線を代替したのが自動車専用の名阪国道だったはずなのだが、いつの間にか一般道としての25号線も整備されたようだ。
「国道を歩くのは嫌だな」と思っていたところ、曲がりなりにも歩道がある。しばらくそれを歩くと桃尾の滝への道標があり、左手に折れる。民家を過ぎて右手から道が合流すると、じきに滝である。
桃尾の滝は落差23メートル、真言密教の龍福寺の修業場だったらしい。廃仏毀釈でなくなり、今は代わりに大親寺になっている。
かつては滝には行楽客が多かったのだろうが、今はどうか。滝はともかく、全般的に暗い感じがした。季節が冬だったからかもしれないが。
桃尾の滝には一度来た記憶がある。高校の時、友人と(しょうもない?)授業をサボって遠出したと思う。
記憶に定かでないのが、その時、ついでに近くの高峰山(632メートル)に登ったのか、別の日にサボって登ったのかである。地図で見ると桃尾の滝から高峰山まで距離があるので、別の日だったような。
高校時代に登ったのは高峰山ではなく、今回の大国見山かなとも思ったのだが、山の風景にまったく記憶がなかった。というのも、桃尾の滝が典型的なのだが、この付近には花崗岩質の大きな岩が点在し、それが独特の風景を形作っている。以前に登ったはずの高峰山、大きな岩があった記憶はない。いずれにせよ、「この付近を歩く次の機会を作り、高峰山に登っておかねば」と思った。
写真は桃尾の滝、水量が少ないものの、高さはある。高校時代に見た桃尾の滝も水量がなかった。
20200118桃尾の滝.jpg

2020/01/18


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