桃尾の滝から車道に戻り、沢の右岸(西側)を上がっていく。大親寺までは細いながらもコンクリートの舗装道である。寺を過ぎるとやがて道は山道になる。
天理市のハイキングコースとはいうものの、道はあまり良くない。峠まで、周りは植林で、その間伐材を使った桟道や橋がある。傷んでいる箇所もあり、しかも濡れていて滑りやすいので慎重になる。峠に着いてほっとできる。
滝から峠まで15分程度である。峠をそのまま下ると岩屋、右手に尾根をたどると大国見山である。
尾根道、しばらく植林が続くものの、下草に笹が生え、気持ちがいい。一旦軽く下り、もう一度小さな峠に出る。そこでも左手に岩屋への下山道を分ける。大国見山を往復した後、この峠から岩屋へ下ることにした。
ここから本格的な上りになる。頂上手前のピークの右側を巻き、少し下った後、広葉樹の林の中の急な登りになる。大きな花崗岩質の岩が多い。迷うことはない。
頂上には手入れのされた祠がある。奈良盆地の展望がいい。生駒山が正面に見える。丸太の上に座り、コンビニの100円均一セールで買った握り飯で昼食にした。展望とともに得した気分になった。
写真は大国見山の頂上である。祠の奥に奈良盆地が見えている。三角点はない。
2020/01/19