鬼ではないが、中国人が来ない暇にというので、三十三間堂を見学した。この三十三間堂、少なくとも一度入ったことがある。その当時の印象と大きく変わっていた。
実は2年ほど前だったか、三十三間堂に入ろうとしたことがあった。入口と思しき方向に歩くと長蛇の列だった。当然、「並んで見る必要なし」というので、さっさと諦めた。
昨日も書いたように、中国人がいないから、有名所に行くチャンスだと思った。三十三間堂に行くと、チケットは並ばずに買えた。内部も混雑はまったくない。思うように見ることができた。とはいえ、今日はこの冬一番の寒さだったため、長居する気になれなかったが。
三十三間堂、記憶にあるのは大学時代に友人と入ったことである。感覚として、仏像が西向きに並んでいたと思ったのだが、今日入ると東向きだった。最初、これに戸惑った。
さらに、廊下を裸足で(ただしスリッパを履いて)歩いた記憶がない。庭の方から靴のまま廊下に上がり(石段の上で脱いだかもしれない)、見たように思うのだが。庭側から仏像に近づけたのは確かである。
当時、仏像に関心がほとんどなかった。「すごい数の仏像がある」程度の印象が残っている。でも、印象があるだけ、僕としてはまだましかもしれない。さらに思い出すと、当時は友人と僕くらいしか見学者がいなかった。
今日感じたのは、その仏像の数の迫力である。さすが京都である。多分、中国人好みだろう。伏見稲荷には負けるかもしれないが。
コロナちゃん様々、50年近く経って、千体以上の仏像に再見でき、顔を見知ってもらえた?ことに感謝である。
写真は三十三間堂の正面である。長いお堂の半分しか写っていない。これもさすがである。
ちなみに、写真の左端が正面の階段であり、かつてはそれを上がることができたと思う。上がると、中尊と称される大きな仏と対面できる。
2020/02/07