蒲郡に足を伸ばし、低山を歩いた。蒲郡の北側にある桑谷(くわがい)山と北西の遠望峰(とおぼね)山である。この付近のハイキングコースなのだろう。何組かの登山者を見かけた。道も整備されていた。
交通手段はというと、名古屋まで新幹線、そこで東海道線の新快速に乗り換えて蒲郡へ。そこから山に入るのだが、行きはタクシーを使い、駅のほぼ真北にある勝善寺の下で下車。そこから勝善寺経由、みかん畑を見ながら車道を北東に向かって歩き、桑谷山の展望台下で稜線に出た。
アップダウンの少ない稜線を東に歩き、レーダードームのある桑谷山(435メートル)に着いた。少しずつ南に向かい始める稜線を更に歩き、観光用の車道に時々出て、遠望峰山(443メートル)に着いた。山頂付近には電波塔があり、また大きな駐車場の跡のような広場もある。
この遠望峰山から南東に伸びる尾根を下った。途中、聖山と呼ばれる大きな岩のあるピークを経由する。さらに尾根を下ると林道を横切り、蒲郡の北端に出る。そこから駅まで3キロ弱、歩いて蒲郡駅に戻った。
全体として照葉樹林が豊富に残る山で、予想していたよりも良かった。全体で4時間弱歩いた。
その日のうちに帰れなくもないが、中学生の頃だったか、親に連れられて蒲郡付近の温泉宿(三谷温泉だったか)に泊まった記憶もあり、ついでだからと蒲郡の北西にある西浦温泉に泊まった。
蒲郡は気候的に温暖、唯一の難点は南海トラフ地震だろうか。魚もいろいろとある。西浦温泉ではニギスが何匹も出てきた。煮たキスではなく、キスに似た魚の意味である。
帰り、蒲郡駅で名古屋行きの新快速を待っていると、駅前に料理屋があるのを見つけた。「生シャコ」と書いてあるのが気になった。実はシャコが好きである。もう一度行く必要があるような。
写真は桑谷山展望台からの蒲郡と三河湾である。
2020/02/13