コロナちゃん、国内で二次感染、三次感染が発生している。いよいよ臨戦態勢に入らないといけない。わが家では家内が(近所の信頼に足る)かかりつけ医に出向き、万が一の場合の対応を聞いてきた。ついでにいろんな情報も仕入れてきた。
1つは、コロナちゃんの以前から、京都の町中の診療所で中国人が受診しているとのこと。ホテルから電話で問い合わせてから受診しに来たり、飛び込みでやって来たりして、大変な状況になっているらしい。
いつも書くように、観光客を大量に呼び込もうとすること自体に文句を言うつもりはない。でも、観光客の増加は良いことだけで終わらない。この診療所の問題を含め、負の側面が大いにある。それにどう対応するのかも、事前にきちんと考えておくべきである。そうでなければ、観光客が不幸になるし、すでに住んでいる者にとって大迷惑である。
この意味で、今の政府の政策は業者寄りすぎる。「業者のことは特に考えず、中立だ」と言うのなら、お粗末過ぎる。
2つに、今回のコロナちゃん、10月中旬には武漢で流行り始めたのではないかと、そのかかりつけ医が言っていたらしい。新型かどうかを確認するのに時間を要するにしても、情報の伝達がスムーズなら、年末には対応ができたのではないか、実際のところは中国の対応が遅れたのは確かなようだとか。
3つに、12月、かかりつけ医が診た中国人の患者に、それらしき者がいたらしい。つまり、インフルエンザの検査が陰性なのに、インフルエンザに似た症状のある中国人が来たとのことである。京都で疑わしい中国人がいたということは、東京、大阪でも同じではなかったのか。
日本人の衛生上の注意は神経質なほどなので、中国からのコロナちゃんの持ち込みが少ない時点では、国内での感染がなかったのかもしれない。また、推測の域を出ないが、日本の12月と1月が暖冬だったのでコロナちゃんは大人しくしていた。2月になって寒くなったから、コロナちゃんの本性が現れたのかもしれない。
その延長線上で、現段階での国内での感染はまだ限定的である。このまま収まれば万々歳なのだが。
それと比べ、クルーズ船(ダイヤモンド・プリンセス号)は悲惨である。毎日新たに、驚くべき数の感染者が出現する。厚労省として「こんな対応」しかできなかったのかと情けなくなってしまう。見兼ねたアメリカはチャーター便を飛ばし、自国民を連れて帰った。他の金持ちの国もアメリカを真似ようとしている。
クルーズ船で毎日増える感染者は、留置されてから感染したものなのか、もともとなのか。厚労省の職員も感染していることからすれば、留置されてからの感染ではないかと思ってしまう。ほとんど何も報じられないが。
日本としてダイヤモンド・プリンセス号を寄港させる必然性はなかったとの報道もある。だから、寄港後の感染は日本の責任ではないと言いたいのかもしれない。でも、困っている者を助けるのが、先進国本来の対応である。そして、寄港させたからには、船の乗員を自国民と同様に扱うのも当然である。乗員を適切に扱えないのなら、それは日本政府の不手際でしかない。恥ずかしいかぎりだ。
そうそう、ダイヤモンド・プリンセス号に乗船している高校の同級生は、昨日現在、依然無事とのことである。最後まで頑張ってほしいものだ。
2020/02/18