川北英隆のブログ

苔寺から保津峡へ歩く

天気がいいし、観光客も少ないし、嵐山という名の山を歩くことにした。この嵐山は渡月橋の南から西にかけて拡がっている峰の総称だろうが、地形図では山として扱われている。
ネットにアップされている登山記録を調べたところ、一部はハイキングコースになっているようだ。いろんな入り方が示されていたので、どうしようかと少し思案した。最終的には苔寺(西芳寺)から入り、嵐山の尾根を北西にたどって保津峡に下りることにした。
地形図上のピークは嵐山(382メートル)、烏ヶ岳(398メートル)の2つである。ただし、この2つのピークには三角点がない。三角点は、松尾山(276メートル)、山上ヶ峰(482メートル)の2箇所にある。今回は順に、松尾山、嵐山、烏ヶ岳、山上ヶ峰をたどることになった。このコースの最高地点は山上ヶ峰である。
松尾山のピークはハイキングコースも越える。それ以外のピークについて、ハイキングコースはピークの下を巻いてしまう。
嵐山と烏ヶ岳のピークへの分岐には表示がある。ピークへは、多少の倒木があるものの、比較的しっかりした道が付けられている。これに対し、山上ヶ峰のピークへの道は表示がなく、踏み跡程度である。少しルートファインディングが必要となる。
コース全体として、山上ヶ峰の北側で林道(地形図の実線の道)と合流する箇所(北松尾ロータリーと呼ばれていて、作業小屋がある)まで、道はしっかりしている。後で述べる偵察の時間を含め、3時間40分かかった。
その先、保津峡への下りは「危険」との表示がやたらとある。観光の延長のつもりなら問題ながら、登山のつもりで入れば、「急で、粘土質の土と砂礫が滑りやすい、山ではありがちな道」でしかない。
写真は山上ヶ峰の北側から見た愛宕山である。さすが、この付近の盟主として立派だった。
20200224愛宕山.jpg

2020/02/24


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