川北英隆のブログ

東京への最後の出張か

今日、東京に日帰り出張だった。家から京都駅まで、タイミングとしてちょうど通勤時間帯に地下鉄に乗らないといけなかったので、コロナ対策として駅まで歩くことにした。徒歩でわが家から京都駅まで、JRの在来線であれば30分、新幹線へは40分近くかかる。
地下鉄を利用した場合は30分程度みておく必要がある(時刻帳を調べておけば25分弱)。つまり大差ない。今日この頃なら、京都産業大学の学生が乗っていないかを心配するよりは、精神的な負担が少ないかもしれない。
実は京都駅まで歩くことも時々ある。市内の細い通りを「あみだくじ」のように歩く楽しみがある。いろんな店があって面白い。
今日、四条の信号を渡った時のことである。集団が四条通りを折れ、南に下った。コロナの関係もあり、その集団から離れて歩こうかと思っていると、彼/彼女らが右手のビルに入っていった。
何があるのかと見たところ、京都の(親切な方の)某大手信用金庫本店の通用口だった。でも、入口を数歩入ったところで立ち止まっている。見ると体温チェックの係員がいる。「そこまでしているのや」と納得した。
新幹線は相変わらず空いていた。物売り(物乞いではない)がやって来るのだが、誰かが言っていたように、客が少ないからすぐに折り返してくる。彼女/彼らの賃金と雇用はどうなるのか。歩合給である可能性が高いから、痛手ではないのか。そんな余計な心配をしてしまった。
東京での会合は新橋のホテルを会場にしていた。僕以外のメンバーの中に4/1から自宅勤務が原則になったというのがいて、寂しい会合になった。まあそれだけ安全度が増したということだろうが。
そのホテル、都心にあって設備もちゃんとしているから、以前は賑わっていたのだが、今日は客が皆無に近かった、入口が数箇所あるものの、出入りの少ないドアは閉鎖されていた。警備等の手間を省くためだろうか。
帰りの新幹線、近くに外人のカップルが座った。荷物が少ないから日本に在住しているのだろう。2人はテーブルをウェットティッシュで拭いてから利用していた。当然マスクもしていた。
京都駅に帰り着いたところ、まだ陽が高かった。気持ちが良いので歩いて家まで帰ることにした。どうせなのでと、少し遠回りだが、東本願寺の前を通った。季節は当然ながら春、それを思い出させるように、東本願寺の前は輝いていた。写真がそれなのだが、ちょうど曇ってしまったため輝きに乏しくなり、残念である。
京都が大阪や東京からの出入り自粛を要請したとか。静かな京都の写真をネットにアップし、それで我慢してもらうことで、京都周辺のコロナ対策に協力しようと思っている。
僕自身、東京に入ることもしばらくなさそうだし。
20200402東本願寺.jpg

2020/04/02


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