3月、瀬田川(琵琶湖と宇治の間の峡谷で、宇治に出て宇治川になる)周辺の山を登り損ねた。今回、その仇討というので、瀬田川を囲む南北の山を歩いた。
コースは次のとおりである。まず京阪宇治駅で降りた。
前回歩いた仏徳山(132メートル)をもう一度通り、東側の村落、志津川に入って、その北側にある明星山(233メートル)を往復した。
志津川に戻った後、沢沿いに喜撰山ダムに向かった。このダム、揚水式の発電施設のために作られたので有名である。ダムの西側にある喜撰山(416メートル)を往復した。
喜撰山ダムサイトを歩き、池ノ尾に入り、山を越えて瀬田川の水辺に下りた。その北東にある曽束大橋で瀬田川を渡った。
曽束大橋のすぐ横から山に入り、瀬田川沿いの長い尾根を南に歩いて花立ノ峰(394メートル)に達した。ピークから南東に向かって下って蝉丸神社へ。その後、車道を歩き、宇治田原町で路線バスに乗り、宇治に戻った。
山は一番美しい季節を迎えていた。ヤマザクラとミツバツツジの花が一面に拡がっていた。満開には数日遅かったようだが、それでも見応えがあった。
カエルが鳴き、カミセミが飛んでいた。山は新緑の季節を迎えている。そんな季節、山では誰にも会わなかった。
計画段階で思っていたように、マイナーな山である。以上の中でハイキングコースとして取り上げられているのは喜撰山程度か。一番整備されていた。それでも車がないとなかなか行けないし、車だと物足りない山である。
宇治駅から宇治田原のバス停まで7時間弱だった。これだけの時間を歩き続けたのはほぼ1年ぶり。かなり疲れた。
写真は志津川からダムに向かって歩いている時、四囲を囲んでいた山肌の一部である。ヤマザクラと新緑にあふれていた。
2020/04/10