川北英隆のブログ

志津川から喜撰山へ

志津川の村落に戻り、村を抜けて川に出る。少しややこしいが、志津川という川である。本流は北から流れてくる。喜撰山へはその支流、東からの流れを遡る。車道歩きとなる。
神社の横を抜けると、ちょっとした峡谷になる。車道とはいえ、車がほとんど通らない。
ヤマザクラと新緑が美しい。流れではカワセミも見かけた。ウグイスやシジュウカラ、その他の鳥の声も聞こえる。途中、右岸(流れの北側)に崖があり、その前で5、6人が固まって望遠レンズを構えていた。バードウォッチャーのようだが、それだけ近寄っていると、いくら外だとはいえ「コロナに狙われるで」と思えた。
新緑を愛でながら歩くこと30分少し、谷が細くなり、峡谷が終わる。道は流れを渡り、大きく曲がって東側の峠に向かう。峠に着くと、そこから喜撰山ダムが望めた。
ダムには入れないように柵がしてある。その柵に沿って喜撰山への登山口がある。道標もあるので迷うことはない。ここまで、明星山の登山口に下りてから50分かかった。
喜撰山への道は整備されている。最初の急な部分は階段状である。その後はミツバツツジに囲まれながら快適に登る。途中、ダムがちらっと見えた。道はほぼ尾根に沿って付けられているのだが、1箇所だけ東側を巻いていた。
尾根に戻り、山頂の手前かなと思っていると、右に折れる道があった。「喜撰洞へ200メートル」とか、かすれた表示がある。石灰岩質の地層が多いようなので、洞窟があるのかもしれない。
その分岐を見送り、急登すると山頂部に達する。ほぼ平坦な尾根の先に三角点があった。広葉樹に覆われ、展望がない。ミツバツツジもなかった。
頂上で携行食を口に入れ、往路を登山口まで戻った。往復40だった。
写真は登山道から見えた喜撰山ダムである。
20200411喜撰山ダム.jpg

2020/04/11


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