川北英隆のブログ

アメリカのコロナ事情

ニューヨークに在住している日本人からネットのツールを介し、現地の話しを聞くことができた。このコロナの現状において、日本人としてアメリカに住むことがいかに大変なのか伝わってきた。
相手は確か単身でニューヨークに赴任している。
週に1回、食料品の買い出しのために外出するとか。もちろん重装備をして。手袋を二重にし、帰ってくると外側の1つを捨てるらしい。買ってきた食料品は外側を殺菌するとも。
大怪我や捻挫をしないように気をつけていると話していた。そんなので受け入れてくれる病院はないし、幸いなことに?受け入れてくれたとして、そこが安全かどうか。今の日本、これに近い状態になっているのが現状だろうが。
東京とニューヨーク間の直行便、今は確か週1便に減っているとか。その便もGW明け以降、いつまで飛ぶのか分からないらしい。飛ばなくなると簡単には日本に帰れなくなる。でも、一度日本に帰ると、その次、簡単にアメリカに戻れる保証がない。
日本人がアメリカから日本に戻ることと、アメリカ人が日本からアメリカに戻ることは可能だが、逆は保証の限りではないから。アメリカに滞在を続けるのか、一旦日本に戻るのか、決断を迫られているらしい。コロナの現状がいつまで続くのか見通せないので、余計に決断が難しいのだろう。
いずれにせよ国際的な人の移動の困難が増している。アフリカ、南米、ロシアでの感染者数の状況を見るにつけ、世界的な困難度のピークはまだ先である。

2020/04/21


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