川北英隆のブログ

言葉を知らないネット辞書

東京への出張が少なくなった。東京での会議がネットや電話に移行したからである。おかげで移動時間が少なくなり、ラフな格好で済むから(さすがにパジャマではないが)着替える必要も少なくなり、物書きの時間が増えた。おかげでネットの粗によく遭遇する。
日本語入力ソフト(IME)と日本語文書ソフト(Word)がその粗である。年齢とともに日本語能力が衰えているので、うまく変換してくれなかったり、「間違っている」(Wordでは赤線や青線が引かれる)とダメ出しされたりすると、どきっとする。
多いのは漢字の読みを間違って記憶している場合なのだが、少し死語に近い単語を面白おかしく入力しても、ダメと言われるのには困っている。「淘げ屋」なんて、その典型かもしれない(4/13のブログに登場)。
それと、関西弁で入力しても受け入れてくれない。「アホやんけ」なんて書こうもんなら、すぐに「間違い」との評価が下る。
「IMEとWord、もう少し日本語を勉強したらどないや」と書いておこう。
以上、の文章のうち、赤線は「淘げ」、「やんけ」、「どないや」の「どな」に、青線は「書こうもん」の「もん」に引かれた。こっちの思惑どおりの評価をしてくれたので、「賢いやん」と褒めておきたいのに、この「やん」もアカン、理解不能らしい。

2020/05/03


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