川北英隆のブログ

宇治田原の大峰山

大峰山は、宇治川峡谷(琵琶湖の瀬田から宇治まで)を取り囲む山の中で一番高い。どこまで「取り囲む」とするのか問題だが、「峡谷からすぐに立ち上がる山」とすれば、一番高いのは間違いない。だから506メートルの低山ながら、大峰山と名付けられたのだろう。
この山、これまで2回計画したにもかかわらず、登れていなかった。1回は宇治川沿いの道が工事中だった(3/21)。もう1回は京阪電車が事故で宇治にすら行けなかった(4/17)。今回が3回目の計画、「登らないわけにいかない」となる(そのくらいの気合だった)。
コロナの影響を避けるため、連休明けを狙い、通勤と通学の時間帯を避けた。おかげで空いていた。
京阪宇治駅から宇治田原のまでのバス(維中行き)は、通勤と通学の時間帯を避ける、と1時間1本である。終点の少し手前、贄田(ねだ)で降りる。バス停から北側に、大峰山頂上付近のNTTのアンテナが見える。
バス停のすぐ東の交差点を渡り、北に歩く、田原川の橋を渡ると荒木の集落である。それを北に抜け、谷(天皇谷)に入る。地形図にある谷沿いの道は堰堤で行き止まりになっているようなので、谷に入ってすぐの分岐を右に折れて大宮神社の方に向かい、次の分岐を左に折れる。
堰堤の上に出ると、すぐに道は谷の左岸沿いの山道に変わる。一度、鉄板の橋で右岸に出た後、再び左岸に戻り、すぐに尾根への登りとなる。階段が整備されている。
尾根で林道に出る。後は林道を登る。植林が多いものの、広葉樹もある。モチバナ、コデマリなどが咲いていた。谷の向こうに荒木山が見える。
さらに林道を登っていくと、アスファルト舗装になり、その先で車道と合流する。前回に歩いた花立ノ峰方面と高尾を結んでいるようだ。合流点にはゲートがあり、車が林道に下れないようになっている。車道を上がり、峠を越える。この峠が荒木山へと続く尾根の入口である。
峠付近で大峰山への登り口を探し、数分迷った。車道の西側に近畿スポーツランドなるものがあり、バイクのサーキット場となっているようで、その音がうるさかった。
登り口は峠を越えて数分歩いた地点にある。地形図の「大峰山」の「大」と重なった部分なのだが、スマホでは重なったままで、それ以上拡大できない。家に帰ってパソコンで最大に拡大すると、重なった部分に道が現れる。事前の調査不足だった。
登り口にはゲートがある。NTTのアンテナ用の車道である。尾根へと登り、アンテナへの道を右に分け、もう少し登ると山頂だった。地形図では三角点の南側が一番高いように見えるが、実際は三角点の部分が一番高かった。頂上は植林の中、展望はない(写真)。
頂上を確認した後、荒木山への分岐に戻った。バス停から大峰山まで1時間5分、大峰山から分岐まで10分かかった。
20200509大峰山.jpg

2020/05/09


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