大峰山から峠に戻る。ゲートがあり、南南西に伸びる尾根の西側に沿って林道が付けられている。荒木山のピークを越えたいので、登り口に気をつけながら林道を歩き始める。
少し下ると、左手に尾根上をたどる踏み跡がある。テープが付けられている。踏み跡に入るとすぐに476メートルのピークだった。「P-476峰」の標識がある。展望がなく、広葉樹林の中だった。
踏み跡はそのまま尾根を忠実に下っていくので、それを歩く。鞍部で林道に合流する。少し歩くと、林道が大きく西に向き、荒木山のピークを巻くようになる。
その巻き始めた地点から踏み跡をたどって荒木山(472メートル)のピークを目指して登った。すぐに踏み跡が薄くなり、倒木が行く手を阻むようになるが、大した距離ではないのでそのまま突っ切り、頂上にたどり着いた。
荒木山の頂上も広葉樹林の中で展望がない。林道は頂上から右手に下ればいいのだが、明瞭な踏み跡がなかった。尾根に沿って下ることにした。
すぐに尾根の右手が植林となり、ネットで囲われるようになる。そのまま下れば林道に出られると判断し、尾根沿いの道をたどった。ネットに沿ってくだり、林道に出た。
休みがてら、地図で高尾までのルートを確かめて初めて、下ろうと思っていた尾根から南に外れたことに気づいた。地形図を記憶してこなかったための間違いである。林道をそのまま下ると地形図では行き止まりになる。
林道を荒木山に向かって登り直した。林道はピークの西側で屋根を越える。そこから西に伸びる尾根を下っていけば高尾の集落に出る。
しかし、尾根の入口は倒木の山だった。一昨年の台風で倒されたままなのだろう。少し入ってみたが、簡単に進めそうにない。仕方ないので、登ってきた道をそのまま下ることにした。
尾根の取り付きから少し下ると、右手にテープを張った箇所があり、荒木山への登り口らしかった。行き、尾根に入った地点よりも少し登った地点である。
車道に戻り、天皇谷へ下りた。そのままバス停に戻ると40分くらい待つ必要がある。大宮神社を見学し、少し時間を潰した。立派な神社だった。
荒木山の尾根に入っていた時間が40分、大宮神社まで40分、そこからバス停まで10分少しだった。
写真は荒木山の山頂である。かつて祠があったのか、4つの敷石(コンクリート製?)が残っていた。
2020/05/09