川北英隆のブログ

マスクと10万円のご到着

アベノマスクが届いた。昨日のことである。10万円の手続き書類も届いた。すぐに書類を返送したのだが、実際に10万円を手にするのはいつか、その時期が楽しみである。
アベノマスク、やはり寸足らずである。ニュースを見ていると、トップは言い出しっぺだから仕方ないとして、その手下が誰もしていない(そう見えてしまう)のは当然かと思う。埼玉の友人からも届いたとの連絡があり、やはり寸足らずだから子供用の予備として確保しておくとか。
不思議なのは、こんな中途半端なマスクを、どこでどうして見つけたのかである。やはりお友達が「用意できまっせ」と耳打ちしたのだろうか。「それはいい」、「手柄になる」と飛びついたのだろうが、配布時期と品質の点で政府の不手際の象徴となったのは皮肉である。さすがにマスコミも政府の傷口を突つきまわさないのだが。
10万円の関係書類は、悪口を書いた当日(6/10)に来た。悪口は言うものである。効果がある。
関係書類は(当然ながら)京都市から来たのだが、返送用の書類にはわが家の長い住所(42文字だったか)が印字されていた。検索すると、市町村によっては自分で住所を書く必要があるようで、メインの書類に少し差があるように思える。
これに関して、これも埼玉の友人と連絡していて判明したのだが、市町村によってかなり差のありそうなのが返送用書類に関する説明書類である。埼玉の友人は、「押印にシャチ不可」と書いてあったとか。わが家に来た書類には、「シャチハタ」もしくはそれに類する説明がなかった。
ということは、説明書類は市町村の事務などの事情に合わせ、独自に作ったのだろう。市町村によって関係書類の発送時期に差が生じた背景には、このような事情があったように思える。京都市の場合、上で書いたように、住民票の住所を印字してくれている(世帯主と家族の名前も印字されている)のはシステムが進んでいる証拠なのかもしれない。
つまり、市町村の行政システムや能力に差があるから、10万円の関係書類の到着に差が生じてしまった。見方を変えると、総務省として地方行政の統一化が図れていない。そういえば、何回か転居して、地方の行政に差異があるのには戸惑った。
いつかもう少しきちんと書こうと思っていることがある。行政は民間に在宅勤務の普及を促している。この在宅勤務のためにはシステムの整備が必須である。この点で一番遅れているのが国や地方ではないのか。命令や指示する者が遅れていてどうするのかと思うのは、僕だけだろうか。全国統一の、統制の取れたシステムを早急に整備すべきである。例えば、押印の排除、手続きの自動化など、国全体で行うのがコスト的に安上がりである。
そうそう、10万円をどうするか。どうせ東日本大震災時のように、「コロナ増税」が実施されるに決まっている。それに、サラリーマンや年金の所得は完全に捕捉され、増税が確実に襲いかかる。このことから、辞退や寄付する気は毛頭ない。とすれば、貯金という選択は当然ないため、飲み食いに使って消費を盛り上げるのかなと思っている。それが今の日本のために一番だろう。

2020/06/13


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