朝熊ヶ岳、昨年から登ろうと計画していた。それから時間が経過したため、肝心のことを忘れていた。何のことか。一等三角点が555メートルの最高点にないことである。最高点に三角点が見当たらず、確認のために地形図を見て思い出した。
「戻らないといけない」と思ったが、単純に戻るのもつまらない。金剛證寺をどうするかである。少し反対側に下らないといけないのだが。せっかく来たことだし、時間も早いので、参拝することにした。
金剛證寺、名前がいい。「證」なんて付く寺院は滅多にないし、しかも金剛石(ダイヤモンド)の金剛が前にある。大金持ちになれるに違いない(かな?)。証券投資をするにはぜひ参らないといけない。
ということで、分岐まで下り、さらに南西に歩いた。道標は完備している。ただし、地道になる。
まずは、先のブログでアップした経塚群を見て、比較的細い(でも整備されている)道を下り、金剛證寺に出た。完全なハイキングなのだが、問題はアブの多さだった。顔の周りをブンブン飛び、ぶつかってくる。そこで、念のために持参していた虫除けを塗った。
金剛證寺、古い寺院である。変遷を経た後、伊勢志摩スカイラインが開通した後は来訪者が再び増えたとか。虚空蔵菩薩が祀られ、「日本三大」とか書いてあったと思ったが、虚空蔵菩薩級になると、その手の修飾語が多くなり、ネットでは簡単に出てこなかった。
それはともあれ、 虚空蔵菩薩は丑と寅の守り本尊、わが家としても祀らないといけない。山から下ってきたということは、裏口から入ったわけだが、一応表口(仁王さんが守る門)まで行き、そこで引き返し、もう一度山に入った。これで完璧である。
上の写真は本堂、下は本堂の前に祀られている牛と虎である。
2020/06/23